2019.09
明治油脂株式会社[大阪]
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移動ラック
倉庫
【商品を格納するスペースをもっと増やしたい】と思っても、倉庫をもう一つ借りるなどでは大きなコストが必要になります。しかし、移動ラックは導入することで格納効率を1.5倍~2倍にあげます。デッドスペースを削減し、最大までスペースの有効活用を可能にする移動ラックの性能について今回は説明していきます。
ラックの下に台車を設置し、床面のレール上で移動することを可能にしたものです。固定ラックの場合と比較し、スペースを作りやすいところが特徴です。移動ラックを導入している場合、普段開けている通路のスペースはラックを移動して閉じることが可能です。このように移動ラックは、通路分のスペースを集約し、広いスペースの確保を実現します。
移動ラックには3種類あり、扱う製品の重量や設置する場所の広さによって、最適な移動ラックは変わります。ここでは、移動ラック3種類の特徴をそれぞれご紹介します。
手動式移動ラックは手でスライドするタイプの移動ラックです。狭い場所でも活躍します。手動式とは言うものの簡単に移動が可能です。重量に限界があり、狭い場所に適していることから、書類などの保管に手動式の移動ラックは向いています。短期間での導入が可能で、導入価格も安価です。手動式は、移動時間が電動式などに比べると少し時間がかかります。
ハンドル式の移動ラックは、ハンドルを回すことでラックを移動させます。子供でもハンドルを回せるくらい軽いのが特徴です。かなりの重量を保管することが可能です。流動商品には適していなく、長期間の保管に向いています。図書室などでも使用されていることが多い移動ラックです。
電動式移動ラックは、ボタン一つ押すだけでラックを移動させます。固定ラックと比較し、約50%のスペース削減が可能になります。障害物検知センサーが備わっており、ラックの移動中に人や物を感知すると停止します。電動式移動ラックは、広い場所での高重量製品の保管に向いています。
ここでは、移動ラックを導入することで得られるメリットについて、ご紹介します。主に3つのメリットがあり、スペース確保においてそれぞれ大きく貢献します。
固定ラックから移動ラックに変更することで、デッドスペースが削減されます。入出庫作業などの時以外は、無駄だった通路分のスペースはラックを移動することで、閉じることが可能になります。
移動ラックを導入することで、格納効率が大幅に上昇します。従来の150%~200%の格納が可能となり、倉庫内に効率的にラックを収納できるようになります。格納効率を2倍近く上げることによって、これまでスペースの問題で、2つの倉庫で分けて管理していた製品が、倉庫1つで管理可能になります。1つの倉庫での管理を可能にすることで、倉庫の費用、管理する人員などが削減できます。このように移動ラックの高い格納性能は、様々なコストの削減を実現するパワーを秘めています。
ラックを移動させることで、まとまったスペースを作り出すことが可能となります。今まで新しい機械の導入や作業スペースの確保ができずに困っていた現場も、移動ラックを導入することで、この悩みは解決します。
移動ラックを導入することで、ラック部分のスペースと作業スペースがきれいに分かれます。倉庫内のレイアウトがシンプルになり、機械などの配置が容易に可能になりました。固定ラックの場合では、ほとんどの空きスペースが通路に使用されており、1つの倉庫では格納しきれない現場は数多くありました。機械などの配置もかなり広いスペースのある倉庫でなければ十分に確保できない状況でした。このように固定ラックは、スペースを無駄に消費することによって、様々な問題を引き起こしていました。移動ラックは、これらの課題をすべて解決し、倉庫内スペースの最適化に大きく貢献します。
ここまでで、スペースを確保するのに移動ラックが最適だと解説してきました。新たな倉庫を借りる費用なども考慮すると、移動ラックは費用対効果が非常に高いです。これから格納する製品が増えそうな現場やすでに倉庫を2つ以上借りている現場は、移動ラックの検討をしてみてはいかがでしょうか。