- トップ
- 物流業界お役立ち情報
- 検品作業ってこんなに早く・正確にできるものだったの? 効率化を加速させる入出荷検品システムとは?
物流業界お役立ち情報
INFO
検品作業ってこんなに早く・正確にできるものだったの? 効率化を加速させる入出荷検品システムとは?
検品
出荷
入出荷検品作業のような面倒な作業を自動でミスなく行ってくれるシステムがあれば、便利で心強いと思いませんか?検品作業の効率化のヒントを知りたい方は、この記事を最後まで読んでみて導入を検討してみませんか?
(1)入出荷検品システムとは?
段ボールケースなどに印字された賞味期限をAIに読み取らせることによって、検品作業の効率化・省人化に貢献するシステムです。従来までの人による賞味期限の確認方法では、さまざまな問題が発生していました。入出荷検品システムは、これらの問題を解決し、業務の最適化を実現します。
【入荷検品作業システム構成例】
【出荷仕分け作業システム構成例】
(2)入出荷検品システム導入で変わる5つのこと
入出荷検品システム導入により、これまでの業務で発生していた問題が解決されます。具体的に、システムを導入して検品作業が、どのように変化していくのかを5つご紹介します。
入出荷の検品作業の時間短縮
従来の人による検品作業では、賞味期限印字面を探したり、検品のミスがないか確認をしたりなど、一つ一つの作業に時間がかかっていました。また、長時間の検品作業は作業者の負担が大きいため、後半のほうでは、作業効率の低下がみられています。入出荷検品システム導入後は、圧倒的な自動読み取りのスピードに加え、長時間の検品作業を可能とします。さらに入出荷検品システムは、コンベアでの搬送中に読み取りを行うため、検品作業は従来とは比較にならないほど効率化しています。
検品ミスの防止
入出荷検品システムは、高い精度の読み取りを行います。従来の人による検品では、検品ミスによるお客様からの返品・クレームが多く、そこの対応で時間とコストを消費していました。入出荷検品システムは、ケースの側面のどこに印字が記載されていても、すぐに自動で読み取りが可能です。いろんな印字パターンに対応しているだけでなく、読み取れない場合はAIに追加学習させ、定期アップデート時に実装されます。
賞味期限の管理
賞味期限に対して制度の高い読み取りを行うことで、賞味期限切れの商品の削減や賞味期限管理不備で荷物の買い取りが、発生することがなくなります。商品の質に影響する賞味期限を管理できることは品質の向上につながります。また、賞味期限の管理に不備があると、お客様や取引先からの信用を得ることができず、これから先の売り上げに関わります。
業務の標準化による人件費削減
自動で賞味期限を読み取る入出荷検品システムにより、業務の標準化が実現しました。業務の標準化により、人件費の削減が可能になります。入出荷検品システムは人件費を削減しても作業者一人当たりの負担は大きくなりません。従来と比較し、作業者の動く範囲や確認項目の大幅カットが可能になりました。物流業界が人材不足で悩まされている中、人材を多く必要とせず、将来は入出荷検品システムの導入が必須になることが予想されます。
正確な在庫状況・出荷状況の把握
入出荷検品システム導入で、正確な在庫状況・出荷状況の把握までもが容易にできるようになりました。今まで正確な状況を把握するために多くの時間とコストがかかっていました。これらの状況の把握は、管理の厳格化と品質の向上に影響し、不備の防止につながります。
(3)システム構成
ここでは入出荷検品システムのシステム構成についてご紹介します。主に3つのシステムで構成されており、それぞれ高い精度で検品作業の効率化に貢献します。
バーコードリーダー
ケース側面のITFコードをこのバーコードリーダーで読み取り、製品の情報を認識します。
賞味期限読み取りカメラ
製品情報をバーコードリーダーで読み取った後、コンベア搬送中の製品に記載されている賞味期限を自動で読み取ります。(AI読み取り結果が過去入荷時の賞味期限傾向から逸脱していないかどうかも判断できます。)
オートラベラー
バーコードリーダーと賞味期限読み取りカメラで認識した情報をラベルに印字し、貼り付けます。賞味期限読み取り結果をラベルに表示します。
これらのシステムはすべてコンベア搬送中に行われるものであり、流れるように一つ一つの作業が完了していきます。ここまで製品に人が一切触れることなく、完璧に作業が進みます。もちろん出荷作業にも対応しており、出荷作業での効率化にも貢献します。
(4)入出荷検品システムの導入を検討してみませんか?
ここまでで入出荷検品システムについての基礎の部分をご紹介しました。これだけでも充分に入出荷検品システムの魅力は伝わったと思います。入出荷検品システム導入によって変わる5つのことは、従来の人による検品作業では限界があることを示しています。さまざまな工夫によって最適化されてきた作業も、課題が非常に多く存在します。この5つの課題の解決が可能な入出荷検品システムの導入をぜひ検討してみてください。