物流業界お役立ち情報

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2021.10.18

物流システム導入のコツとは?~業務の効率化を実現~

効率化

物流システム

物流における様々な機能を管理し、最適化を行う物流システム。 現代の物流を構成する上で不可欠なものになりつつありますが、この「物流システム」にはどのような種類、メリットがあるのかを紹介します。

関連キーワード

(1)「物流システム」とは?

まず物流には「輸送」・「保管」・「荷役」・「包装」・「流通加工」の5つの機能があり、これらを物流五大機能といいます。

1)輸送   売り手から買い手に商品を運ぶ
2)保管   商品を倉庫などに格納する
3)荷役   輸送機器への貨物の積み込みや荷下ろし
4)包装   商品を保護し、品質を保つ
5)流通加工 流通の過程で商品の価値を高めるための加工

物流システムはこの一連のプロセスを管理し、最適化をおこなうシステムのことを指します。

(2)7種類の物流システム

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1.WMS(倉庫管理システム)

WMSは倉庫内で行われる業務をデジタル化し、「リアルタイムでの在庫の把握」・「入出庫作業の簡略化」・「デジタルチェックによる出荷精度の向上」などを可能にします。 この働きにより倉庫内業務の工程は削減され、標準化を実現します。

また、WMSにより一元化されたデータは分析することで「受注予測」・「倉庫スペースの節約」・「在庫回転率の上昇」などにつなげていくことが可能になります。

2.TMS(輸配送管理システム)

TMSは配送に関する管理業務(配車・配送計画、運賃計算、請求・入金管理)を最適化し、輸配送業務の平準化と可視化を可能にします。

「物流コスト」の大半は人件費や燃料費であり、TMSがこれらの配送コストを数値化し、自動計算、そしてデータ共有・管理をすることでコストを削減できます。

さらにこのシステムは積載効率の向上・人的ミスをもなくすことが可能であり、これも物流コストの削減につながります

3.運行管理システム

運行管理システムは長年の経験が必要な所要時間やルートの状況などの複雑な運行計画業務を大幅に効率化できます。また、社外運転状況の可視化が可能であり、事故や渋滞が発生しても別のルートをドライバーへ指示し、所要時間の延長などを未然に防ぎます。

4.貨物追跡システム

貨物追跡システムは、輸配送中の貨物を特定できる情報を入力することにより、集荷から配達までのそれぞれのポイントで消費者が輸配送状況を把握できるようにします。

5.物流ロボットシステム

物流ロボットシステムは、導入することにより労働力の不足を補うことができます。近年ECの需要が大幅に拡大し、それに伴い物流倉庫では省人化のために自動化し、生産性を向上させることが求められています。物流ロボットシステムはこうした問題を解決することが可能です。

6.ピッキングシステム

ピッキングシステムはデジタル表示器を利用し、業務の効率化を図ります。作業員は表示器のランプが光った場所に行き、表示機に示される数量をピッキングするだけで済むので部品を探す手間などが省かれ、業務の正確性が格段に向上します。ピッキングするだけなので従来のような数量ミスや部品間違いなどの人的ミスの発生を防ぎ、さらにはペーパーレス化によるコストカットも実現できます。

7.EDI

EDIとは、企業間で発生する納品書や請求書などといったやり取りを、通信回線やインターネットを用いて電子的に交換ができるシステムのことです。企業間のやり取りに帳簿類を使用していると、それぞれの手段がばらばらで管理が複雑になります。EDIはそういった管理の手間を省略することができ、コスト面での負担を減らすことも可能になります。さらに書類での取引と比べて圧倒的に時間を短縮することができるため、ほかの業務に時間を使うことができ、その結果売り上げ拡大につながります。

また、EDIには自動化機能もあるので定型データを自動で入力できるようにすれば、人的エラーを防ぐことが可能です。

(3)物流システムのメリット

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1.コスト削減

デジタルによる業務のシステム化は、生産性の向上とコストダウンを実現できます。未経験のスタッフを雇う場合でも、ベテランの人と変わらない作業をこなすことが可能になるので人材の確保・育成が今までより格段に簡単になります。 これにより有能なスタッフを確保するコスト、経験の浅いスタッフを育成するコストをカットすることができます。

2.物流業務の可視化

物流システムによる業務の可視化により、管理や作業改善などがしやすくなります。仕入れの数量・業務実績・売り上げ分析など業務を可視化することで、同時に問題点が見えるようになり、簡単に対処することができます。

「物流コスト」の大半は人件費や燃料費であり、TMSがこれらの配送コストを数値化し、自動計算、そしてデータ共有・管理をすることでコストを削減できます。

業務の可視化は業務の効率化を促進し、生産性の向上を生み出します。その結果収支の最適化が期待できるようになります。

3.サービス品質の向上

輸送中の商品の現在地などをリアルタイムで把握できるようになることで、顧客からの問い合わせにすぐに対応することができ、「キャンセル依頼」や「お届け先変更」など厳しい要求でも対応しやすくなります。こういった顧客の満足度を上げることはサービスの向上につながります。

(4)適切な物流システムを導入して、効率化を目指す

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幅広い機能を持ったものや1つの機能に特化したものなど、様々なシステムがありますが、必要な管理システムは会社の状況や規模に合わせて変わっていきます。 だからこそ自社に何が必要で、どういったシステムが合うか、どのシステムから導入するかをしっかりと検討しましょう。

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