運用フロー
千葉金属工業様は、1952年に千葉金属工業所として創立されました。当初は、ステンレスの圧延加工を主体として、
ペン先材及び時計側材料の販売からスタートしました。その後、圧延事業から金属の切断事業へと転換し、
現在はステンレス鋼、チタン及びハイメタルの一次製品の販売及び二次加工品の製造販売を行っております。
プラズマ切断機やレーザー切断機など各種溶断機を保有しており、鋼板の高精度な切断・加工技術を保有されております。
概要
溶断機メーカーである小池酸素工業様と協力し、溶断機・搬送装置・自動倉庫を連携させた自動化ラインを構築。
鋼板(MAX重量約6.5t)の保管・溶断機への供給の自動化を実現。少子高齢化による人材確保面の課題・及び安全性向上のため、立体自動倉庫の導入を決断した。
導入目的
- 立体自動倉庫及び溶断機を連携させることにより、鋼板の保管・加工・搬送の完全自動化を実現。
導入効果
-
従来は天井クレーンでの荷役作業が多かったが、重量物である鋼板の搬送・保管に立体自動倉庫を活用することで、
安全性の向上を実現。
お客様の声
- もともと天井クレーンを使用し保管・搬送作業を行っておりましたが、鋼板のハンドリングは危険が伴うため、自動倉庫の活用により安全性が向上しました。
- 自動倉庫・溶断機・搬送装置を連携させることにより全自動化を実現できたため、少人数での稼動が可能となりました。今後の少子高齢化対策にもなりました。
システム概要
取扱品目 | パレット積みステンレス鋼板 |
荷姿 |
H Mx 6,400 × My 2,700 × Mz 380 mm L Mx 6,400 × My 2,700 × Mz 330 mm |
荷重 | Max.10,000 kgf/棚 Ave.7,500 kgf/棚 |
保管量 | 98棚 |
ラックパッククレーン | 1台 |
地上制御盤(棚管理機能含む) | 1式 |