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2022.03.24

意外とできていない危険物の上手な管理手法教えます

自動倉庫

危険物

「危険物を上手に管理すること」は危険物を取り扱う事業者にとって非常に重要です。思わぬ事故の防止や生産性アップにも繋がる、【安全】・【効率的】・【コストカット】の3点を抑えた危険物保管の手法をこの記事で紹介していきます。

(1)危険物とは?

危険物とは、火災の発生する危険性や拡大が大きい物質のことです。危険物自動倉庫で保管可能な危険物は、消防法で定められている第二類と第四類の危険物のみです。第二類の危険物は、可燃性固体のことです。引火や出火しやすいだけでなく、燃焼も速く、消化することが困難です。第四類の危険物は、引火性液体のことです。液体でありながら引火性を有しており、引火点が250度未満のものを指します。危険物の管理には、安全性が強く求められ、人による作業では、効率や生産性の向上が非常に困難です。こういった中で、危険物を安全に保管し、作業の効率化を実現する危険物自動倉庫が注目を集めています。

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(2)危険物を自動で管理する危険物自動倉庫とは?

危険物自動倉庫は、危険物倉庫内での作業を安全・正確に自動化します。危険物自動倉庫と一般の自動倉庫との違いは、倉庫が危険物関連の法律基準に対応しているかどうかというところです。危険物を保管する倉庫には、建物の構造や細かいところまで、法律により定められています。これらの法律基準をクリアし、倉庫内作業を自動化する倉庫が危険物自動倉庫です。

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なぜ危険物自動倉庫が必要なのか

危険物の取り扱いには、安全性が強く求められます。ヒューマンエラーが起こりえる人による作業は、安全性が非常に低いです。長時間の作業では、人は集中力が落ち、安全性が低くなるだけでなく、効率的な業務も行うことができなくなります。これまで以上に生産性の向上が必須となる物流業界において、これらは致命的な問題です。危険物自動倉庫は、作業を自動化することで、安全性が高い作業を長時間行うことを可能にし、安全性と効率化の大幅な上昇を実現します。

 

危険物自動倉庫の性能・メリット

危険物自動倉庫の導入で、人材不足の解消・省人化や人件費の削減が実現します。導入後は従来の作業効率の何倍にも上昇します。わざわざ人が作業する必要のない単純な作業は自動で行うので、複雑で人が必要な場所のみ作業者を配置することが可能になります。これにより、作業の効率化や無駄なコストを削減できます。また、危険物自動倉庫は多種多様な荷姿に対応しており、高い作業能力を備えています。

 

危険物自動倉庫を建設する際に注意すること

危険物自動倉庫を建設する際に注意すべきことがあります。まずは法律です。危険物を取扱う施設は、「製造所」・「貯蔵所」・「取扱所」の3つに区分され、危険物自動倉庫は危険物を貯蔵・取り扱うので、屋内貯蔵所に該当します。危険物自動倉庫を建設する際には、取扱物に関係する「消防法」、倉庫・建屋に関係する「建築基準法」、運営事業者に関係する「労働安全衛生法」などです。このように危険物自動倉庫を建設する際には、様々な法律の確認が必要です。ほかにも用途地域と保安距離・保有空地についての確認も必ず行いましょう。このように多くの基準をクリアしたうえで、定められた機関に申請を行い、許可を得る必要があります。人の命に関わるので、多くの基準が存在しています。

(3)危険物自動倉庫の導入はIHIにすべてお任せ

IHIの危険物自動倉庫は、全てが高性能。多くの導入実績がございます。ここでは、IHIの危険物倉庫の特徴をご紹介します。

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フルターンキー対応

IHIは、土地探しから倉庫建設、メンテナンスまで対応します。IHIは、最初から最後まで丁寧に対応するだけでなく、お客様の現場に合わせた設計も行います。危険物倉庫に関して、知識にあまり自信がないという方も、IHIがしっかりとサポートするので安心してください。

 

抜群の使いやすさ

危険物自動倉庫と聞くと、複雑そうとか操作が難しそうなどの声が多数挙げられます。しかし、IHIの自動倉庫は、使いやすさを優先した危険物自動倉庫を提供しています。もちろん使いやすさだけでなく、安全性・作業性・取扱も非常に優れています。

 

あらゆる保管温度帯対応

IHIの危険物自動倉庫は、作業性や安全性の高さのほかに温度帯の対応力の広さも兼ね備えています。常温、冷凍・冷蔵とあらゆる保管温度帯に対応しています。
 

(4)危険自動倉庫の導入を検討いただいてみてはいかがでしょうか。

ここまでで、危険物自動倉庫の性能や必要性について解説してきました。危険物の取扱は安全が第一です。ヒューマンエラーによる事故を未然に防ぐためには、危険物自動倉庫の導入が一番上手な保管手法と言えます。危険物の管理に不安を抱えている方は、危険物自動倉庫の導入を検討いただいてみてはいかがですか。

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